取材規制と情報セキュリティ
BLOGSに転載された記事「<大手メディアが報じない>安倍政権下で進む取材規制問題」を見てずっこけました。
まあ、言いたいこともわからないでもないです。が、情報セキュリティとしては当たり前じゃないかという気はします。報道目的というのが何でもかんでも免罪符になると思っているのでしょうか。
そもそもジャーナリストの方々ってやたらと「国民の識る権利」とか言いますが、その割に自分の独断と偏見しか流しませんよね。議員は曲がりなりにも選挙で選んでいるのですが、記者なんてものはどこの誰からも選ばれてないわけです。それでも新聞社とかに属す人ならば、その会社によって適正なり資質等をもとに選ばれているわけですが、フリーランスともなれば誰も選んでないわけです。そういう人に無制限の一種の権力を渡してよいのかという疑問があります。
もちろん、フリーランスの人の中に優れた資質を持ち、大手に属していてはできない報道をする人もいるのかと思います。でも、優れた独裁者より愚かでも民主主義ですよね。
昔、宦官とか茶坊主とかが力を持った時代もありましたが、ジャーナリストもこれらの存在に近いかと思います。ある意味国民から負託された一種の権力を、まるで自分の力の様に錯覚しているように見えて危惧を感じます。
正直、自浄能力がある事を示すような場をつくって、公開するくらいのことはしてほしいものです。権力者にやらせたら意味がないし、一般人に処断されるのは気に食わないでしょうから、せめて自分たちの中でお互いを監視して自浄できることを示してもらいたいものです。