今日のKindle Paperwhite

今朝の電車内読書からKindle Paperwhite(以下、KPW)を本番投入です。出勤前にダウンロードしようと思っていましたが、間に合わなかったので電車の中で3G回線で落としました。ものは文庫本でサイズは382ページで2.5MB程度のようです。この程度ならばすぐにダウンロードできました。KPWでもこのサイズなら800冊くらいは入るのでしょうか。これがコミックだとだいぶ大きくなります。例えば、Kindleストアのトップでおすすめされてた「テルマエ・ロマエ」の1巻は、182ページで26MB程度あります。同じくトップにあった「宇宙兄弟」の20巻は208ページで38MBです。同じく「グラゼニ」の9巻に至っては232ページで46MBです。コミックはものによってかなり差があるのかもしれません。1冊あたり20〜50MBくらいは見込まないといけないようです。テキストでもトップに会った「ペンギン・ハイウェイ」は387ページで492KBです。私が比べて、購入したものはラノベなので、冒頭のカラーイラスト*1や本文中の挿絵が結構大きいのでしょう。

さて実際の読書感です。思い込みかもしれませんが、目に優しい感じはします*2。電灯下なのでバックライトはオフにしていますが、読む上での問題はありません。

ページ切替時のフラッシュは気になりますが、まあ、慣れでしょうか。どうしてもページ切替時のワンテンポがあるので、速読には向かないでしょう。私は速読のスキルが無いので問題ないです。ただ、ページの最後の方の数文字を読む前にページを切り替えてしまって、あれ?と思って戻ることを何回かしてしまいました。紙の本だとめくりながら最後の方の文字も読めますが、KPWでは全面書き換えになってしまいますのでそれができません。その辺は慣れかと思います。そのうち、めくるタイミングを体が覚えるでしょう。

iPad miniとKPWを比較して、KPWは重量バランスが悪く意外に重く感じるが、iPad miniは意外に軽く感じる、というレビューを見かけました。私はiPad miniを持っていないので比較はできませんが、KPWを特にバランスが悪いとは思いませんでした。ちなみに持ち方はこんな感じです。横開きのフリップカバーが付いたケースですが、そのケースの蓋部分を180度回します。その状態で左側に厚みがある三角形状態になります。この状態で厚みの部分から親指を手前、それ以外の指を後ろで横からがばっと掴みます。紙の雑誌(週アス)を読む時も、基本的に同じ様な持ち方です。この持ち方で特に重く感じたりとか、バランスが悪いと感じたりはしていません。これで田浦駅から横浜駅の45分くらい普通に読書してました。文庫本だと180度にはおらないので、下から開いた本のどちらかのページを親指と小指を前、それ以外の指を後ろにしてもち、親指と小指で左右のページを押さえ、親指でページめくりをするような形になります。分厚い文庫だとこれはこれで疲れるので、KPWの方が楽じゃないかという気もします。普通のスマホみたいに下から筐体下半分をわしづかみするような持ち方だと、あるいは重量バランスが悪く感じるの
かもしれません。

KPWと言うかKindle自費出版の仕組みがあるので、玉石混淆になるのではないかという危惧もネットではありました。実際、いくつか廉価でそういう本が出ているようです*3。私も1冊買ってみました。小説にしろコミックにしろ編集の役割というのは重要で、それを介さないことによる質の低下が心配されているようですが、すでにネット上の小説、コミックのサイトというのは色々あります。そういう場で公開された作品が商業ベースに乗ったりしているわけです*4。そういう意味では今更の話です。今までは素人の無料ベースの作品発表の場があったところに仮想の同人誌即売会みたいなものができたようなものかと思ってます。

*1:KPWではモノクロですが

*2:実際に目の疲れを調査した結果、液晶のiPadと電子インクのSONY Readerでは大差ないという結果が出た、という話を見ました。一応、主観的にも客観的にも差が無いとのことです。重量差に起因すると思われる全般的な疲労を除けば、ですが。今はやりのブルーライトとかがどうなのかは分かりません。数時間読書した結果だそうですが、対象が10人なのでちょっと少ない気がします。

*3:実用書とか新書みたいなのが多く、小説やコミックは現時点ではあまり見かけない気がします。

*4:もちろん、その際に編集の匙加減が入りますが。