SBのARM買収

PC Watchの記事による*1と、孫氏の側は以下のメリットを上げているとか(誰のメリットなのか記事ではよくわかりませんが、ARMのですかね)。

  • 知的所有権に係るライセンスの提供および半導体企業の研究開発受託におけるARMのグローバルリーダーたる地位をサポートし、さらに強固なものにできる。
  • ARMのイノベーションへの傾注を維持できる。
  • ARMが次なるイノベーションの波を起こすための投資を拡大することができる。
  • 共通の文化と長期的視野。
  • 科学技術分野における英国の先導的地位を維持し、成長させることができる。

まあ、2つ目以降はあまり意味がないと思うので、一番言いたいのは1番目なのかと思います*2

巷では「IoT戦略の加速」を狙っているとか言われてますが、これはちと眉唾かな、と。SBにそんな戦略ないでしょうから。ARMのライセンスビジネスにちょっと乗っかりたいってところではないでしょうか。

*1:たまたま見かけた記事というだけで、この記事を選んだ特段の理由はありません。

*2:2番目はARMの懐が苦しくて支援を求めているのであれば分かる話ですが、そういう状況でしたか?3番目も同様。4番目に至っては根拠不明。5番目も同様。社交辞令? なので、実質的に意味があるのは1番目だけ。一応、株主の顔色を窺わなくてよくなるという話がありますが、それはどこの上場企業も同じことで、さらに言えば、今後は孫氏の顔色を窺うことになるわけです。