MyFitnessPal登録

無料カロリーカウンター、ダイエット&エクササイズ日記サイトの「MyFitnetssPal」に登録して見ました。なお、有料会員制度もあります。アプリとWEBサイトがあります。

基本はカロリーの記録

使い方は1日の食事のカロリーや運動をWEBやアプリで記録していくものです。まあ、よくありますね。データが豊富なのが売りのようです。無ければ自分で登録もできます。

でまあ、色々面白いとは思うのですが、使い勝手が微妙に悪いところがあります。

  • 登録したメニューが編集できない
  • 元が海外サービスのためか、日本語だと出てこない食品がある
  • 元が海外サービスのためか、日本語で検索するとノイズが多い

一番上はメニュー登録をしたのはよいものの、商品名とブランドを入れ間違えたので直したいのですが、よく分からないエラーが出て修正ができませんでした。もうあるからとか言って怒られたりします。コンビニメニューなんか、同じ商品名でもリニューアルすると色々変わるのですが。
次のは、例えば「ブロッコリー」ではブロッコリーが出てこず、茹でたブロッコリーを食べたことが記録するのに困ったりしました。あと、イチゴとか。大雑把に鶏の唐揚げとか入れたくてもなんか入れられないという。WEBか他のアプリで調べてカロリーだけ登録するしかないです。
最後は、例えば「パン」で検索してもパンと関係なさそうなものまで大量に出てくるので、食品の絞り込みが大変です。まあ、一度入力したものは履歴に残るし、よく食べるメニューは登録しておくことが可能です。

悪い点を乗せましたがよい点もあります。

  • 単純にカロリーだけでなく、タンパク質、脂質、炭水化物も登録できる
  • それどころか、脂質でも飽和脂肪酸だの、炭水化物でも糖質と食物繊維を分けて登録できる
  • バーコード読み取りで食品を検索できる

ただ、細かいのも善し悪しです。ほとんどの食品は炭水化物は炭水化物であって、糖質と食物繊維なんて分けてないです。なので、食品によって糖質量があったりなかったりするため、結局、そこを管理するのは難しいです。糖質量なんて、成分表記に記載がなければ分かりませんし。
そこは細かいデータはアテにならないと割り切ればよいのですが、メニュー登録時に分かってない人が糖質量を炭水化物(総量)に設定していたりするので、データも怪しいです。多くの食品は先に書いたように炭水化物として例えば5gとか書いてあります。が、最近のロカボブームからか、まれに炭水化物を糖質量と食物繊維量に分けて、例えば3gと2gとか書いてあったりします。が、その辺をちゃんと理解していない人がデータをつくると、炭水化物3g、食物繊維2g、糖質0gとか登録していたりします*1。正しくは、炭水化物5g、糖質3g、食物繊維2gです*2
バーコードもローソンPBの独自バーコードとかだとダメみたいです。
カロリーだけ入力した際には品名とか入力できないのもいまいちです。

目標設定

単にカロリーを記録するだけではなく、ダイエットをうたっているので現体重と目標体重、それとペースを設定できます。それによって、あなたの1日の摂取カロリーはこれだけとか指示してくれます。ペースは推奨が0.5kg/週になっていますが、日本では1kg/月くらいが無理のないと言われています*3
まあ、そんなにうまくいかないですけどね。ある時期は下がっても、しばらく経つとあまり下がらなくなる時期が来ます。そこを我慢して乗り越えないといけないので。

東芝のSilmeeとの比較

今は東芝活動量計Silmee(旧称Actiband)を使っています。こちらのアプリも食事の登録ができます。入力はカロリーだけなのでシンプルです。食品情報も普通の料理からコンビニ、ファストフード、定食屋等のデータもそこそこ有り、ローソンややよい軒の新メニューなんかも割と反映されているのでなかなか便利です。まあ、(ハードもアプリも)デザインがいまいちなのは東芝クオリティ*4。たまに定番商品でもないものがあるのはご愛敬。過去分の履歴の取っておける数が少ないのと、食事場所のデータが単なる文字列入力だけで履歴も出なくなる改悪がされたのがいまいちですが、実はそこそこ使えるアプリです*5。正直、日本で使うには一番よいアプリじゃないかという気もします。
が、残念ながら経営危機の東芝は事業再編でヘルスケア事業を売却し、Silmeeについても事業売却が決まっています*6

ただ、同期に関しては、アプリを起動した後にリストバンドのボタン操作が必要なSilmeeよりは、アプリ起動で勝手に同期してくれるChargeHRの方が楽です。ちょっと時間がかかりますけど、かかる時間自体は同じようなものでしょうか。Silmeeはたまになかなか認識しない時もありますし。

まとめ

平日の朝昼をコンビニ等の商品に頼っている自分*7にはバーコード読み取りできるMyFitnessPalは向いているかな、と。ただ、土日の食事や夕食などは面倒ですね。料理ではあまり出てこないので。
そういう意味では将来性がないですが、Silmeeはなかなかよいです。無事、事業が売却されてくれれば結構よいと思うのですが、その後の商品展開やサービスがどうなるか分からないし、どちらにしろ日本企業のサービスは自社に閉じたものが多くて、結局サービスを停止しますとなるとデータも何も捨てることになるのが難点です。独立サービスで、サービス連携できるのが一番よいのですが、日本ではそういうのはあまりやらないですし。ちょっと参考記事のサービスも試してみようか*8

参考記事:

*1:炭水化物量は必須なので、さすがにこれを0gにする人はいないと思います。

*2:この辺、音楽CDのデータベースとか、個人が自由に登録できるものの弊害ですね。例えば早見沙織が「高垣楓」として歌っている「こいかぜ」の楽曲情報の歌手名が、「高垣楓」、「早見沙織」、「高垣楓早見沙織)」、「高垣楓(CV:早見沙織)」とかまちまちだったりします。さらに全角と半角の違いとかでバリエーションが増えて、Last.fmの再生回数とか分散してしまったり。なんかルールを決めた方がよいのですが、そもそものレコード会社自体がその時々で表記を変えたりしますし。

*3:というわけで、結果にコミットするところは無理してますし、継続してないとリバウンドすることが多そうです。まあ、辞める時もリバウンドするからとカロリー制限のサプリメントの継続購入を勧められるそうですが。つまり、転んでもただでは起きない。一種の麻薬漬けみたいなものですね。継続しないと元に戻るぞと脅して継続させるという。麻薬は使っている間は気持ちよくなるのでしょうが、こちらは苦行を金を払って続けるという何そのドMって感じです。

*4:でも、アプリの方はがんばっている方かな。

*5:あくまで自分の知っている限り、はですが。どこからデータをもらっているのか分かりませんが、少なくともこの食品データはなかなか使えます。

*6:ヘルスケア事業に一緒について行くのか、活動量計関連だけ単独で売却するのか不明。オムロンさんが買い取って、自社のサービスと連携してくれれば個人的には一番よいのですが。

*7:4月から出向先から自社に戻ると、3食コンビニかな。

*8:個人的には、「あすけん」はSNS扱いで会社からアクセスできないのが難。MyFitnessPalは問題なし。まあ、個人のスマホで使う分には問題ないですけど。