陸連と福士加代子さんのリスク管理

陸連の会長が福士加代子さんの「名古屋ウィメンズマラソン」参加について色々リスクがあるから取り止めるようにという要請をしたようです。まあ前から言っていることですが、福士さん側が一般参加として出場するとしているため、再度の要請をしたようです。

元はと言えば、大阪国際女子マラソンで好タイムで優勝したものの陸連が内定を出さないので、リオ出場を確実にするために名古屋に参加するという主張です。なので、色々なリスクを検討した上で出場することを決定したのであって、それに陸連が「リスクがある」とかいっても、そんなことは分かっているって話になります。まあ、これははんば陸連への脅しですから、陸連もルールを縦に頑として内定は出さないでしょう。実に不毛な争いです。挙げ句に、短期間にマラソン連チャンの影響で本番での結果が奮わなかったら...。

正直、最初の内定者を「入賞」で(ルール通りに)出してしまったのがそもそもの問題でしょう*1。いやまあ、ルールなんだからその通りにするのは仕方がないので、何でそんなルールにしてしまったのかというところなのですが。

*1:本番の1年前に7位入賞で内定を出してしまった上に、福士さんがそれを大幅に上回るタイムで勝ってしまったのが問題の発端です。元々はメダルが内定条件だったのを、変に引き下げてしまったのが問題の一因で、正直、陸連側の不手際のように感じます。