レビューと称するチラシの裏

PC Watchより。あくまで山田祥平氏個人の利用に関する話で、一般の方には参考になるかどうか微妙*1ですね。記事の大半をdensityの話に費やしてますが、普通の人は今のdensity値で概ね問題ないでしょう。老眼が入ってきている自分でも、今のままで特に問題ないです。大多数の人は問題ないのでは?(Z1fはちょっ
とつらい面もあります)

そこについては氏も自覚がある様(あるいは単なる予防線?)で、自分が少数派であって、大多数は満足するであろう事を書いています。そうすると、いったいこれは何の記事なんでしょう。著名なタレントでもない氏の個人的な感想なんて別にどうでもよいのですけど。個人のブログではないのですから、どんな層をターゲットとして、その人達がそれを読むことでどんなメリットを得ることができるか、ということが重要だと思うのですが、違うのでしょうか?*2

最後はフォントサイズに超特大を追加するような、多くのニーズに対応する気遣いが重要みたいな提言でまとめていますが、別にZ Ultraと関係ない話ですよね。結局、何が書きたかったのかが伝わらない、レビューとしての価値はほとんどない記事です*3

*1:同日に別のサイトでZ Ultraを電子書籍端末として利用した際のレビューを他の方が書いているのを見ました。こちらはきちんと目的に沿った話を進めていて、写真なども使ってわかりやすい記事です。途中、電子書籍のメリットみたいな話はZ Ultraと直接関係ないので、ここは削るか、別コラムみたいな形になっていた方がよかったかとは思います。結論もしっかりと書かれ、そこだけ見れば著者が何を言いたかったのか分かります。電子書籍端末としての使い勝手を知りたいだろう読者も多いでしょうし、タイトルで興味を持った人にきちんと期待している情報を提供しています。そういう意味でも、PC Watchは提灯か質の低いレビューと称する何かばかりで、しっかりとしたレビューは最近あまりないですね。正直、自分から積極的に見に行くことはなく、他のサービスから飛んでいくのがメインになりました。

*2:ついでに言えば、結論は最初か最後ってのも基本ですよね。チラシの裏じゃなく、レビューを謳っているからには、結論が必要と思うのですが。

*3:念のため書いておくと、別にそういう話をするなというつもりはありません。ただ、この記事のタイトルは「デカスマホ Xperia Z Ultraの挑戦」です。一番のテーマはZ Ultraがどんな挑戦をして、それに対して氏が(あるいは世間が)どういう評価を下したか、ではないでしょうか。読者がタイトルを見て期待するのはそういう事かと私は思います。残念ながら今の記事は氏がZ Ultraに挑戦して敗北した愚痴に過ぎません。そういう話は飲み屋で友達としてくださいというレベルです。そういう、テーマと外れたところでフォントがもう少し大きいと喜ぶ人も多いと思いますよ、なんて話はソニーのサポート窓口に持っていく話です。そういう多様化が重要だ、という話もそれはそれで重要なのですが、Z Ultraに固有の話ではないので、Z Ultraのレビューと称した記事で長々と書き連ねることに違和感を感じます。いくつかあるネタの一つにちょっと書くだけならよいのですけど。