情報処理技術遺産にPC-9801

情報処理学会の選んだ第1回情報処理技術遺産に日電のPC-9801が選定されたそうです。いわゆるマイコン、パソコンの代表ということになります。まあ、一学会の認定ですから、だからどうしたというレベルではありますけど。日本機械学会の「機械遺産」に対抗したのでしょうか。

個人的には全ての始まりはPC-8001じゃないかと思うのですが。ベストセラーというならば、PC-9801よりもPC-9801Vシリーズの方が売れてるでしょう。って、この「PC-9801」とは「PC-9800シリーズ」のことなのでしょうか。PC-8001は2年間で12万台、3年間で25万台売れたらしいので、同じ期間のPC-9801より多そうです*1

そんなわけで、私家版パソコン遺産を選ぶとしたら、こんな感じでしょうか。

  • PC-8001 全てはここから始まった
  • X1 パソコンテレビ
  • FM7 低価格化でホビー層に
  • X68000 ホビーパソコンの王者
  • PC-9800 国産パソコンの王者
  • MSX パソコンの標準化

*1:1年後には後継のE/Fが出て、9801無印は生産終了しているので。Wikipediaによれば、PC-9800シリーズの累計出荷台数は最初の1ヶ月で1万台、翌年3月末までで4.5万台。その後の細かい数値はないですが、10月にはE/Fが発売されているのと、100万台突破が4年半後の87年3月なので、PC-9801自体は10万台くらいかなーと。