今週の週アス

iPhone

iPhoneに関して、10人の著名?人に「購入するか?」「予約したか?」「何が魅力か?」と訊いた1ページの記事がありました。その中でiPhone絶賛している人が、自身のブログで「音質が悪いから買わない」とコメントした他の人に対して「金もらって書いてるんだからもうちょっとちゃんと考えてコメントすればいい」とか批判していました。

いやだから、通話品質が悪いからとちゃんと理由を明確にしているのでは。批判記事の中では「iPhoneに対して音質とか言うのは野暮」とか書いてるし、まさに贔屓の引き倒しです。あなたにとって野暮であろうが、それを譲れない人だっているのです。「王様は裸だ」と言ったら、あれは王様のファッションであって、それを裸だとか言うのは野暮、とか言っている様なんですけど。

こういう状況になってくると、だいたいが末期症状です。SF小説とかボードゲームとか、この道を通っていったように思います。で、一部のマニアが「これを理解できない方がバカ」と思考鎖国に陥って、だんだん非マニアが離れて行く。今はまだiPod/iPhoneは非マニアも多いですけど、こういうマニアばかりになっていったら要注意ですね。

Slim3のひがさんが「iPhone老害とそうでない人を見分ける踏み絵」と書いていましたが、むしろ、iPhoneを絶賛する人、特に自分にはこういう部分がよいとかをあまり説明せず、洗練されたインターフェースがどうのとか、新しいプラットフォームだとか、工芸品だとか曖昧な言葉で絶賛する人は要注意と思った方がよいかと思います。