ANAがMRJの導入を決定
ANAはてっきりMRJの導入に消極的なのかと思っていましたが、確定15機、オプション10機の計25機の導入をプレスリリースで発表しました。これにより、B787に続いてANAはMRJでもローンチカスタマーとなります。導入理由は以下とのことです。
- 小型ジェット機とプロップ機の中間機種で国内線仕様では90〜100席程度クラスであること
- 現行小型ジェット機やプロップ機を凌ぐ信頼性・経済性・快適性が確保できること
- 中長期的に国内線事業で需給適合に見合った機種構成が可能となること
2点目についてはまだ試作機すら存在しないものについて何を言っているんだとか、B787で懲りてないのかとか色々思うところはあります。ここで言うプロップ機はDHC-8-Q400、小型ジェット機はB737-700でしょうから、確かに中間クラスではありますが。
ANAの出しているグラフを見ると、中・大型機については全体数を保ちつつ、中型機を増やして大型機を増やすように描かれている。これは、B787を増やしてB747を減らすと言うことだろう。いまだ空白の新大型機*1については、導入するとしてもB747よりもだいぶ少ないことが予想される。
一方で、A320が減る分はB737-800で補い、2011年度までに小型機で25機程度増える様に描かれている。その後の年度からMRJが15〜25機導入されるわけだが、どう使っていくのか。伊丹-長崎に以前乗った時にはA320でも余りまくりの数人搭乗などという状況だったので、そういう距離が長めでA320やB737でも持て余す様な路線に投入するのだろうか*2。