三浦市グルメ

TVでやってるのを見てみました。「三浦にこうらいたら○○を食わっせよ」とかいうボードにおすすめの店を書かせるのですが、地元の人もいかにも棒読み。何の説明もなく使っていたので想像ですが、「こうらいたら」が「来たら」、「食わっせ」が「食べなよ」というのが三浦市の方言という設定らしいです。が、正直、隣の横須賀市にずっと住んでいて、そんな方言聞いたことないですけど*1。地元で使ってるか怪しい方言を無理やり言わせて何がしたいのでしょう。普通に「三浦に来たら○○を食べてよ」でよいじゃない*2

城ヶ島のイセエビや貝類は最近売りみたいですね。ミサキドーナツも何度かテレビに出ています。事前に店を決めてるように感じます。ま、三崎口駅で「スイーツ」なんて言われたら、他に選択肢がないか。
その後も「くろば亭」で兜焼きとか、定番だなぁ。よくテレビに出てくる店で、これまた意外性は全くなし。まあ、確かにそれだけの店でもあるのでしょうが、行ったことないので知りません。ちなみに兜焼きは一人で食うものじゃないし。うまいといえばうまいけど、インパクトの料理であって、一人二人で行ったときに勧める料理ではない
片平さんが勧められた「立花」は知らない*3。昔だったら「豊魚亭」とか出たかな。あのジャンボ寿司はインパクトあるから。
最後にマグロラーメン。これB級グルメに出したやつかな。

総じて、観光協会とかがお膳立てした感が濃厚です。三浦市で宣伝したい店とかがそのまんま出てきた感じ。いかにもな有名どころばかり出てきて、出てこなかった他の店はちょっとかわいそうですね。というか不公平。全然ぶらりとしない*4ぶらり途中下車の旅みたいなもんでしょうね。

*1:まあ、横須賀市民でも知らない三浦の方言がある、と言い張る三浦の人も居るようなので、知らないだけかもしれませが、地元の人もいかにも読まされてる感バリバリでしたけど。とても普段使っている感じではなかったです。なお、ネット上の方言の話は当てになりません。別に方言でもない言葉を方言と思ってたり、逆に方言を普通の言葉と思ってたりとかありますから。そのネットの話でも「こうらい」だの「食わっせ」なんて見当たらないようですが、これを三浦の方言にしてしまったのは誰?

*2:三浦市なんかは相州弁なんで「じゃん」なんですけどね。「じゃん」を横浜の方言と思ってる人も多いようですが、横浜の人は「じゃん」なんて本当は使いません。あれは相模国(相州)の漁師言葉ですから。でも、他所から入ってきた説もあるようです。絹に乗って上州から来たとか、東海道から来たとか。あまちゃんで「じぇ」が有名になりましたが、三浦でも「じぇ」とか「じぇん」とか使うという説がありますが、聞いたことはないです。あと「三崎」を外の人は「 ̄ ̄_」と発音するので他所の人だとすぐわかります。地元では「 ̄__」という発音です。外の人の言う三崎は一般名詞の「岬」と同じかと思いますが、こちらでは岬と三崎は違うのです。まあ、同じだと紛らわしいので変えたのかもしれませんね。そう言えば外の人は「三浦」を「 ̄ ̄_」と読むかな。これもこちらでは「 ̄__」じゃないかな。あとは割り込みのことを「横入り(よこはいり)」というのも神奈川特有らしいが、これは方言とはまた違うと感じます。あと「海苔だんだん」は横須賀と北海道の一部でしか使わないらしいけど、本当かいな。いや、地元では当たり前なので逆に本当に特有なのかわからないですけど。あとは「ん」が多用されるのが特徴らしい。「そう言ってるよね?」なんてのは「そう言ってんじゃん」とか。「ゆうべ」の「ゆんべ」は確かに使った気がする。今どきは言わない気もするけど。この「気もする」も書き言葉ではこう書くけど、話し言葉では「気もすんけど」かな。

*3:いやでも、ここもよくテレビに出る店だったかな。

*4:地元でやるとからくりが透けて見えるのですよね。駅からずいぶん行ったところに「ぶらり」とか。あんた最初からそこ狙っていったよね、って。