XPERIA Z5購入
むしゃくしゃして買った。後悔はしない。
と言うわけで、グローバル版のXPERIA Z5のWhiteを発注しました。昔秋葉原で海外版のiPhone4Sを買いましたが、それ以来の海外版です。今回は通販のEXPANSYSを利用しました。何回か店舗や通販を利用して居るイオシスは大分お高いので*1。
今回グローバル版にしたのは、現時点では国内白ROMがない*2こともありますが、一度グローバル版を使ってみたかったからです。XPERIAのグローバル版はドコモの主力バンドであるバンド19に対応してくれないので電波面でふりなのですが、そのためのモバイルルータも持ってますので。電話としてのスマホは別にあるので、こちらは常時繋がっていなくても必要な時に繋がればよいというスタンスです。まあ、電波的には初期のXi端末よりは使えるバンドが多いですし*3。
今更ですが、一応、メリット・デメリットをまとめておきましょう。人によって内容や比重は違ってくるかと思います。1台で何でも済ますために格安SIM+海外SIMフリー機というのはあまりおすすめしません。
メリット
- ◎キャリアによる独自アプリが入っていない
- ◎独自アプリが常駐してパフォーマンスに影響を与えたりしない
- ○OSアップデートなどがキャリアより早い
もちろん、一概にキャリア独自アプリが悪いとは言えません。キャリアだって意地悪で独自アプリを付けているわけではないので。なかには便利なアプリもあるでしょう。多くの人が無効にしているっぽいドコモのオートGPSですが、自分は昔から使ってます。地図アプリの「訪れた街」とか位置ゲー好きには面白いですよ。
デメリット
- ×(端末にもよるが)ドコモの全ての電波を使えるわけではない
- ×いわゆるガラパゴス機能が使えない(ワンセグ等のテレビ系サービス、おさいふケータイ、赤外線、etc)
- ×保証はない*4
- ×簡単に交換できない*5
- △技適がない端末は法的には不可*6
- ?端末代金を月々の料金から差し引く割引制度がない
上にも書いたように、いわゆるプラチナバンドであるバンド19に対応していない端末が多いし、3GだとFOMAプラスエリアに対応していない端末も多いので、電話として(あるいは頻繁にメール、LINE等を受信する方が)使うには不利な面があります。都市部はバンド1が整備されているでしょうが、電波の性質上カバーしきれないところをバンド19で補っている(だからプラチナバンド)ので、都市部でも不利なことは変わらないです。
ガラパゴス機能のうち赤外線は国内仕様端末でも最近はなかったりします。テレビ系も1台あれば十分というか、街中や電車の中で(自分は)見ないし。まあ、東日本大震災の時には便利でしたけど。XPERIAはTVアンテナが内蔵出ないので面倒というのもあります*7。
割引制度はドコモだと「月々サポート割」でしたか。月々の料金から一定額を引くので、トータルで見ると端末購入代金が安くなる、という割引制度です。ただし、いわゆるドコモの新料金プランとMVNOを比較すると、あまり意味はないかな、と(下表)。条件はスマホ1台で通話有り、です。事務手数料は含みません。
契約 | 月のパケット上限 | 料金 | 備考 |
ドコモ | 5GB | 8,000円 | 2年縛り |
ドコモ(ライトプラン) | 5GB | 7,000円 | 2年縛り |
IIJmio | 5GB | 2,220円 | 縛りなし |
敢えて条件を合わせているので実際には使うパケット量や電話の使用頻度などで変わってくるかと思います。最低プランにしてないのは、ドコモの容量2GBだとまともに使えないからです。ただ、これはMVNOのメリットであって、グローバル版のメリットではないです。MVNO業者指定端末や白ROM端末でも同じです。業者端末なら保証も多少はあるでしょう*8。
昔ならキャリア独自サービスが使えない、というのもデメリットになったでしょうが、最近は多くのサービスでドコモID(dアカウント)を取得すれば使えるようになってきたので、「スゴ特」のような定額料金で様々なサービスを受けたりアプリを利用できるサービス以外は問題にならなくなってきているかと思います。
*1:EXPANSYSは表示の価格に関税(消費税)がかかりますが、5%程度なので。イオシスは昨日のうちに価格が上がって10万円超えましたし。
*2:少なくともイオシスにはない。発売から1週間近く経ちますけど。転売が厳しくなってきたことも関係あるのでしょうか。
*3:って、3Gも800MHz帯が使えないから、初期Xi端末よりもそこは不利か。
*5:購入ルートにも寄りますが、店頭購入だと端末をいくつかの中から選べたり、初期不良交換とかしてもらえることも多いですが、海外からの個人輸入だとその辺は厳しいかと。実際どうか分かりませんが、少なくとも輸送に時間がかかります。
*6:端末持ち込みの場合は技適マークの確認があるはず。MVNOはSIMだけ買ってくればよいので、キャリアで使おうと思わなければ問題ないはず。
*7:出向元の職場は東京タワーが見えるところなのでアンテナなしでもワンセグが受信できました。自宅ではアンテナを付けてもワンセグは視聴できません。都市部では使える機能かもしれませんが、田舎ではそんなものです。田舎でも平らなとこはよいのでしょうけど。
*8:表には書きませんでしたが、MVNO業者にも寄りますが、使い勝手の面でキャリアより便利な業者もあります。例えば、IIJmioならパケットの高速/低速切り替えを任意にできますので、日中の使わない時は低速にしておいて高速に使えるパケット容量を節約することができますが、ドコモでは速度切り替えはできません。また、ドコモもIIJmioも複数契約でパケット容量を共用できますが、ドコモは2台目の端末から1台500円の追加料金が必要です。IIJmioは追加料金はありません。が、3台までです。逆にドコモはシェアパックの容量を色々選べますが、IIJmioは1台利用なら3/5/10GBの選択、複数台利用なら10GB固定です。