今日の気になる

スマートウォッチ

AppleWatchの関連で何度も書いてますが、AppleWatchに限らず基本的に腕時計は普通の腕時計がよい、スマートウォッチ否定派です。
ただまあ、混んだ電車の中とかでスマホが振動して何かをお知らせしてきてもすぐに確認できないのは確かに不便です。それ以外では普通にスマホを見ればよいと思いますが。

音楽再生
あとはまあ、音楽再生をコントロールできるとか言いますが、それならばBluetoothレシーバで聞く方がよいです。スマートウォッチは再生や停止といった操作はできるようですが、ボリューム調整ができるという話はあまり見たことないです。もしかするとできるのかもしれませんが、Bluetoothレシーバなら当然可能です。電池もスマートウォッチよりは保ちますし。音質面もAptXとか使えば電車内で使うには十分かと。SONYのSmartWatch3(以下、SW3)なら単体で音楽が聴けますが、Bluetoothレシーバが必須だし、メモリも少なく、ハイレゾ非対応ですので個人的にはこれで聞くことは余りないかな、と。

大きさ
あと、大きさがねぇ。自分が普段しているのは45mm径で12mm厚。デカ厚時計が流行りみたいですが、自分にはこれがマックスです。他に38mm径で9.6mmの時計も持っていて、主に休日とか公式な場所に行くときに着けています*1SONYのSW3とかは横は36mmで厚さも10mmはよいとして縦は51mmあります。MotorolaのMoto360はなんか大きく見えますが、46mm径で11.5mm厚とギリギリ限度内でしょうか。ただ、丸形ディスプレイは時計としてはよいですが、各種通知を確認する画面としてはどうなのでしょう*2。レビューでも焼き付き、電池保ちと共にメリットで有りデメリットであるという評価のようにみえます。SW3は単体でGPSが付いているのがおもしろいです*3

心拍計
AppleWatchにしろ他のAndroid Wearにしろ心拍計が付いているものも多いです。SW3には付いていませんけど。でも、Android Wearの多くは常時計測ではないようです。AppleWatchは知りません。そもそも、ランニングでもするならともかく、心拍をモニターしても仕方ないと思います。NHKスペシャルネクストワールドみたいに、心拍を含めた様々な情報を元に警告やアドバイスしてくれたりする機能までいけば別ですけど、今のスマートウォッチの機能では、ランニングやウォーキングくらいでしか意味はないでしょう。どの程度の精度かも分からないですが、割り切ったSW3は正しい気もします*4

ボイスコマンド
AppleWatchもAndroid Wearもボイスコマンド対応です(と言うかそちらがメイン)です。時計に向かってしゃべるって、これってジャイアントロボですよね。スマホのSiriやGoogleグラスにしろ、現状では音声しか手段がないのは分かりますが、外国の方々は機械に向かって話しかけることにあまり違和感はないのでしょうか。

ストア
GoolePlayで「Android Wear」で検索すると出てくる端末にSW3はありません。なんででしょう?(LG G,ZEN Watch,Samsung Gear Live

アプリ
やはり肝はアプリですよね。でないと、今のスマートウォッチに意味は無いです。単なる時計としては色々と無駄ですから。FourSquare(Swarm)にチェックインできるアプリとかは便利そうです。地図が見られるのはおもしろいですが、実用性は微妙でしょうか。

その他
とあるサイトで、スマホではシンプルだけど使いやすいiPhoneと高機能志向のAndoroidという両者の方向性が、スマートウォッチでは逆転していると書いてあって、なる程と思いました。単体である程度のことがこなせそれなりにスペックも高いがバッテリが保たないAppleWatch*5に対して、初期状態ではシンプルにしているAndroid Wear
ただし、あくまでシンプルなのは初期状態だけで、アプリを入れればAppleWatchで実現できることのほとんどはできそうです。時計としてのカスタマイズも、初期でこそお仕着せのスタイルから選ぶだけでAppleWatchの方が細かくカスタマイズできますが、必要に応じてアプリを入れれば同等のことがAndroid Wearでも多分できそうです。これはこれで正しいかと思います。

Moto360
Moto360は下端のセンサー部がやはり(白文字盤だと)きになりますね。画面下端からのスワイプを利用するアプリでは操作できないという問題もあるようです。後継機では完全円形になるという噂です。
あとは電池が微妙なところでしょうか。私の平日の活動時間だと朝6時から24時までの18時間は使えないと困ります。SW3みたいに外で充電するのは難しいですし*6。1〜2泊の旅行、出張では困りますね。
なお、日本で発売されないのは日電が持っている特許に抵触するからという話があるようです*7

AppleWatch

と言うわけで、今日から試着が始まったらしいです。レポートを見てみると、試着機は電源が入っておらずベルトや本体の質感を確かめるのみということなので、いわゆるモックみたいですね。操作を確かめるコーナーもあるそうですが、そちらは試着ができない、と。早速行列ができたらしいですが、行列をつくってさも話題になっているかのように装ういつもの手ですね。今回は試着、予約、販売と一粒で3度おいしいを狙っているのでしょうか。って、予約も今日からか。
でまあ、たまたま見たレポートを書いている人はLGの丸形の奴を使っているようですが、あれが重いとかどんだけ虚弱体質なのか。「ちゃんとした」時計はもっと重いですから。今はデカ厚ブームですから、あれでもすごく大きいわけではないし、高くもないのですが、時計の世界のことはあまりご存じないようで。まあ、AppleWatchは時計ではない「AppleWatch」なのでしょうから、知らなくても問題ないのでしょう。腕時計から客を奪うというより、腕時計をしていない人にガジェットとして身につけてもらうのでしょうから。今後、試着してやっぱりよかった!という記事がそこかしこに上がることでしょう。

*1:丸型、三針ですが、金属ブレス、黒文字盤なので、厳密にはフォーマルなところに着けていく時計ではないですが。

*2:他人様のレビューですが、多くのアプリは丸形に最適化されていないため、やはり使い勝手はいまいちのようです。

*3:精度がどの程度出るのか気になりますが。XPERIAは衛星をいくら掴んでもなかなか位置が確定しないという印象です。

*4:Moto360のレビューでは正確みたいです。個人差はあるかもしれません。

*5:大きすぎるという既存のスマートウォッチの弱点も認識して、サイズを抑えてきたのはよいのですが、それでバッテリ容量が減ってしまったのも保たない一因ではないでしょうか。

*6:会社の机上充電ならできなくはないですけど。

*7:LGのは有機ELだから抵触しないのだとか。件の特許を見てみましたが、要約では液晶とは絞ってない(特許の取り方として、変に限定するのはマイナスなので。もちろん、権利を得るために敢えて絞らざる得ない場合もある)のですが、請求項を見たらシリコン薄膜がどうたら書いてあったので、確かに有機ELならば抵触しなそう。まあ、自分は特許技術者ではないので信じないでください。