今週の週アス

今週のインタビュー記事、最初はおっ、と思いましたが、実は大した話ではありませんでした。インタビュアも週アスの編集者もソフト開発の事情とか知らないのですごいことのように思ったのかもしれませんが、業界関係者ならキャッチフレーズの勝利だな、と分かる内容だったかと思います*1
ひとえに「納品がないソフト開発」という一文のインパクトだけの内容で少しがっかりです。受託オンリーの会社の方だと新鮮なのかもしれませんが、受託の後の保守もやってる会社の方なら特に変わったことをしてないと思うかと思います。あとは1ヶ月お試しとか納期がないみたいな話のインパクトだけです。開発手法自体もちょっと知ってる方ならスパイラル開発をやってるんだ、と分かるはずです。まあ、それを実践できている(らしい)ところはすごいと思います*2。ただ、あのやり方を実践できるなら、ウォーターフォールでもちゃんとできるんじゃないかという気もします。結局は顧客との合意の話ですから。有名なブランコの絵を持ち出すまでもなく。

*1:もっとも、実際はもっとすごいことをしているのかもしれませんが、分かっていない上に自分語りしかできないインタビュアでは何も引き出せてないので、よくわかりませんので。

*2:あのキャッチフレーズとか、1ヶ月お試しとか、やり方がうまいのでしょうね。そういう意味で被インタビュアがすごいという話であって、新しいビジネスモデルの話ではないな、という感想を持ちました。