XPERIA GX vs XPERIA VL

馬鹿みたいですが涼気を購入してしまったので比較など。VLはまだあまり使ってません。

端末面の差異

形状はどちらもアーク状で、大まかな形状としてはだいたい一致しているかと思います。ただし、GXは非防水、VLは防水という違いと、それに伴って側面や上面のボタンや端子の配置が異なります。

上面
どちらもイヤホン端子がありますが、防水のVLはキャップ付き。ARROWS efは防水でもキャップ無しですが、VLはちょっと面倒。開け閉めしてると緩んでくるんですよね。
右面
GXは上の方にボリューム上下(一体型)と下の方にシャッターボタンがありますが、VLはボリュームボタンの下に電源ボタンがあります。
左面
GXはこちらに電源ボタンがありますが、VLはキャップ内にマイクロUSB端子と、その下にスタンド用の充電端子があります。

付属品としては、GXはイヤホンマイクくらいですが、VLはそれに加えてUSB-ACアダプタとマイクロUSBケーブル、スタンドが付いています。電池の容量は同じですが型番が違います。あとワンセグ機能がありますので、マイク端子に差して使うアンテナ(見た目はイヤホンの延長ケーブル)が付属しています。

ソフト面ではVLは現時点では兄弟機にあるスモールアプリ機能がありません。まあ、GXにもありませんが。あとはまあキャリアが違うのでソフトとかが違いますが、その辺は省略。

キャリア面の差異

まず自宅での電波状況。
ドコモは一部LTEが入ります。が、電波は不安定です。家の中の場所によっても強弱があります。掴んでいても遅いことは当然あります。3Gはだいたいどこでも入りますが、山を開いた住宅地で階段状に家があるため、上の家の土台にあたる壁と面した辺りはやはり弱くなります。LTEを掴んでるからと目が覚めた明け方に測定したら0.9Mと悲しい結果。3Gで計り直したら1.5Gくらいでした。ちなみに、雨戸を閉めてない状態で、電波が良い場所ならもうちょっと出ます*1
家の周りでも歩きながらだとあまりLTEにはならないようです。
auLTEは入らないようです。そんなわけで3Gでの計測になりますが、3.8Mくらい。うーん、DIGNO(ISW11K)を使ってた頃はそこまで出てたかな? ただ、ドコモのところで書いた壁に面したところではそもそも電波が入らないようです。たまにLTE表示だけどアンテナが1本も立たない時がありますが、その場合でも通信できたりしました。それで普通に3Gより早かったりするんですから。
家の周りもLTEが入ります。アンテナの向きなのか、東よりは電波が弱いですが、それでも3Gよりは快適な速度が出ています。

会社での電波状況。
東京都港区内ですが、ビルの高層階のせいかドコモはLTEは入りません。道歩いてる時は拾うんですけどね。その様な状況で下り3.1〜4.8Mくらい。
auはここでもLTEが入って、28Mくらい。2.8Mではなくて28Mです。上りも4M以上5M弱くらい出ます。圧倒的ですね。ドコモのLTEはかって東京八重洲地下街でモーニング食べながらの12Mが最高ですから、その倍以上です。ドコモLTEは普段は4Mも出れば良い方ですし。もちろん、ユーザーの数が圧倒的に違う*2が故でしょうが。LTEって早いんだな、と初めて実感しました。まあ、だからって動画見たりダウンロードしまくったらあっという間に7GBに到達ですが。

通勤中の電波状況。
ドコモは横須賀駅逗子駅辺りがピンポイントでLTEになる他、沿線は都内でたまにLTEになる程度。最近、少し増えたのか、横須賀線は武蔵小杉までは割とLTEになるみたいです。神奈川県内は移動しながらだとあまりLTEは拾いません。あとは、最近は大船〜戸塚、横浜〜川崎辺りでアンテナが立っていてもパケットが流れない時があります。アクセスしているサービス側の問題(サーバの混雑等)かとも思いますが、他のサービスでも駄目だったりするので、ドコモ網側の問題のような気もします。
auはほぼ全域LTEです。ずっと見続けたわけではないので分かりませんが、概ねLTEのままかと思います。家を出た時からずっとLTEで、普段の通勤範囲で外で3G表示を見たことはまだ無い気がします。まあ、屋内や地下街は別でしょうけど。

電波状況まとめ。
Android端末で使う範囲では、普段の通勤エリアで電車で移動しながらという使い方では圧倒的にauLTEが広いです。スピードも10Mくらいは普通に出て、20M超も珍しくありません。私が測った中で一番早かったのは28Mでした。
エリアはともかく、スピードについては前にも書きましたが、ユーザー数の差が大きいと思います。半年前の時点のとある2万人規模のアンケート調査によると、スマートフォンのキャリア別シェアはソフトバンクとドコモが約1/3強づつ、auが3/1弱となってます。OS別シェアはiPhoneが1/3、Androidが2/3です。OS別のキャリアシェアはiPhoneは8割がSBMAndroidは6割弱がドコモ、3割がau、1割がSBMです。以上から全体のシェアを計算するといかになります。

キャリア OS %
docomo android 38
au android 18
au iPhone 4
SBM iPhone 29
SBM android 7

仮に3キャリアの電波状況が等しく、スピードも十分に出るという理想的な環境があったとして、そこに100人居たら、au-androidユーザーは18人なのに対し、docomoユーザーは38人と倍以上いるわけで、同じ帯域を分け合うと言う点ではすごく大雑把ですがau-androiddocomoの倍有利なわけです。まあ、これは4月の状況でiPhone5もまだ出ていない時期ですから今は比率も変わっているでしょうし、3GとLTEを混ぜた数字です。各社のLTE端末の普及率は分かりませんが、ドコモは以前からやっているので3割、auは冬モデルからで1割とすると、11人対2人とさらに圧倒的な差が出るので、auLTEが早いわけです*3

*1:関係ないですが、SPEEDTEST.NETのNahaは無くなったみたいですね。今回はTokyoで測定しました。

*2:拾っている電波の周波数は分かりませんが、800MHz帯のLTEだとすればiPhone5ユーザーは居ないので、auAndroid端末のこの冬のモデルのユーザーだけなので。逆にアンドロイド端末はiPhone5が使っている2.1GHz帯は使えませんけど。この快適な状態がいつまで続くかは不明ですが。

*3:iPhoneは両者ともAndroidとは周波数帯が違うので計算に入れていません。逆に、仮にSBMauの電波状況が同等として、5と5以前の比率が同等とすると、auiPhoneの方がスピード面では同じパイを分け合う仲間が少ないという点で有利なわけです。理論的には。