今週のファンタジー ゴー 江

1週開いた視聴です。先週は中の姉の嫁入りでしたっけ。冒頭で早速のろけています。今週は茶々と秀吉です。秀吉の城の中で「猿が居ないと云々」と叫ぶ江は脇役です。いつものように特定のメンバーのところをぐるぐる回って姉の気持ちを聞いて回ります。いや、自分がどうしたらいいかとかを相談するのであればともかく、何をしたいのこの姫様は?

さて、史上もっとも大河らしくない大河と言っても過言ではない今回の「江」ですが、なぜ大河らしくないのか考えてみました。

壮大な歴史を背景にみみっちぃホームドラマを展開

合戦シーンなどほとんど出てこず、もっぱら浅井三姉妹の周囲に限定したホームドラマ。そのまま舞台を現代に置き換えても違和感のない時代性を感じさせないシーンの数々。単に着物を着ているだけのホームドラマです。当時のものの考え方とかを完全に無視して、妙に現代的な思想にかぶれた登場人物たちが、歴史と関係なくホームドラマしているといった方がよいでしょうか。

ぶつ切り大河

大河と言うくらいで、大きな流れの中で毎回話が流れていくわけですが、今回の「江」は1話完結が多いです。毎回何らかのテーマがあって、それが1話で完結します。だから、今週は何の話、っていうのがはっきりしていると思います。隔週で見たりすると違和感がなくてよいのですが、歴史ってそういうもの? まあ、過去の大河でも1話が割と独立している場合はあると思いますが、なにしろ「江」は今放送中の時代なんかはほとんどエピソードが無くて、結果として、大河だかなんだか分からないホームドラマを展開するしか無くなっています。そのせいもあって、なんか時代の流れの中の一部というよりも、1話完結のホームドラマ感が高まってる気がします。