都条例
正確にはなんというのでしたっけ? 破廉恥な小説書いた某都知事が俺の作品と一緒にすんなと怒った、漫画やゲームのあーんな表現とかこーんな表現とかを規制する*1条例の件です。一時期「非実在青少年」とかいうわけの分からない用語が話題になったあれ。
条文とか見てないのでなんですが、聞いた話だと件の「非実在なんちゃら」は削除して、全てのあーんな行為やそーんな行為や、それどころか犯罪行為に関する表現は一切禁止*2というとんでもなく汎用的な規制になったと評判です。マスコミ等では「範囲を絞って明確化した」等と称して、もう通ったも同然と報道してるあれです。
例えば、アメリカでは喫煙シーンが含まれててはいけないとやらで、日本ではタバコを咥えているワンピースの「サンジ」は、確かスティックキャンディを咥えているとかいう話があったと思いますが、あんな感じで色々と規制されそうです。あ、サンジは未成年ではないでしょうから、日本の少年ジャンプでサンジがタバコを吸えなくなるわけではないですよ(多分)。ただ、少年漫画の中でも学園ツッパリ系(今でもあるの?)での喫煙シーンは多分ダメなんでしょうね。女子中学生(あれ、高校生だっけ?)がエロゲやってる某作品なんかも完全にアウトですね。
いわゆる「朝ちゅん」シーンとか、同じベットに入ってるシーンだけであってもダメとの噂もあります(もちろん、当事者の少なくとも片方が青少年の場合、かと思いますが。あれ、成人同士でもダメなのか?)。そういう行為があったと推定できるような筋書き自体がダメなんだとか。登場人物に何もなかったと言わせればいいのかどうかは知りません。例えば、青少年が犯罪を犯すようなものは駄目なんでしょうかね?
でまあ、何度も書きますが、この条例自体は棲み分けの話で、そういう表現の入ったものを子供も普通に買うことが出来るのはおかしいから、そうできないようにしろという話です。今は。実際、成人扱いされてない雑誌で結構あからさまな表現がされているものがあるそうです。そうじゃなくても、少年ジャンプとかマガジンとかサンデーとかの類の雑誌に載ってる漫画でも、裸だのちょっとしたエロシーンだのは確かにけっこうみかけます。ただ、そういう極端な例を持ち出してさも当然という風潮を作っておいて、実際にはもっと広い範囲で規制する、と言うのであればかなり問題な条例かと思います。