口蹄疫の問題

あまり報道されないようですが、地味に広がりつつあるようです。一部に農林水産相の外遊を批判する向きもあるようですが、別に遊んでいるわけではないでしょうし、今の時代、連絡がまったく付かないわけでも無いでしょうから、何が何でも大臣が戻らなければいけないというものでもないかもしれません。

ただ、問題なのは、この件については国(農林水産省)があまり動いてないらしいこと。消毒液の調達などを宮崎県や地元の畜産業界が行ったとのこと。それ以外も、どうも現地任せで国としての対策はないようです。そのせいもあって、野党の自民党が対策本部を置いて政府をせっついているという状況とか。

地元選出議員のブログでも民主党議員はまるで他人事のようにありきたりのことを書いているだけで、自民党議員の方が問題を深刻に受け止めていろいろ細かいことを書いているという状況。まあ、これについては元々の支持基盤の違いもあるのでしょう。

これが単に農林水産相個人や、民主党政権だけの問題なら、それはそれで困ったことですが、人なり党なりが変わればよいのでよいですが、もし、「政治主導」とやらで農林水産相が不在だから一向に対策が進まない、なんてことであれば困ったものです。逆に、そもそも農林水産省のお役人が腰が重くてこういうときに迅速に動けないというのであれば、それこそお得意の「政治主導」で動かすべき所なんじゃないのですかね?