京急の伝説

ネット上にイチローの伝説というものがあります。まじめな話じゃなくて、すごく誇張したもので、「3打数5安打は当たり前、3打数8安打も」とか「ホームランは内野安打の打ち損ない」みたいなものです。まあ、最近事実に基づいた「一振りでにちゃんねるの鯖が5つ飛ぶ」なんてのも増えたようですけど。

そこで、京急の伝説ってのは無いのかと思いましたが、まじめな伝説しかないようでした。それではと言うことで、京急の伝説というのを考えてみました。

  • 京急の車体が赤いのは、血の色が目立たないようにするため。
  • 台風が来ても地震が来ても止まらない。崖崩れでも土砂を蹴散らして走る。
  • 京急の信号は、止まれ、進め、飛ばせ。
  • 基本はフルノッチ、フルブレーキ。
  • 珍しく遅れていると思ったら、次の電車が早着していた。
  • 八景→文庫の複々線区間快特と普通がチキンレース
  • 1面2線のホームで二重待避は当たり前、五重待避することも*1
  • 人身事故で1時間遅れても、5分で平常運転。
  • 多摩川上の本線で泉岳寺行きと羽田空港行きが走行中に分離する。
  • 多摩川上の本線で泉岳寺発と羽田空港発が走行中に連結する。
  • 横須賀線に乗り遅れた車掌が京急で追いついた。
  • 休日には運転台後ろで失神者多数。調べてみると沿線外から来て初乗車だった。
  • 先頭車に乗って動き始めた途端に意識を失い、気がつくと最後尾にいたこともある。
  • 京急沿線に引っ越してきた人が、翌日東急沿線に引っ越した。
  • 一度京急の運転士になると、他社に転職してもストレスが溜まって戻ってくる。
  • 京急電車に飛び込んだ人が風圧で押し戻されて生還した。
  • 16号併走区間で暴走族をぶっちぎり、彼らは翌日チームを解散した。
  • 遅延回復のために飛ばした快特が、前の快特を追い抜いた。
  • 京急線路上で京急車両と新幹線車両が競争して、新幹線が負けた。
  • 新幹線の線路に京急電車を走らせたところ時速400kmを突破した。
  • 京急を引退した電車を引き取った地方私鉄が、あまりにピーキーすぎると返還してきた。
  • 停車直後の京急電車に触れてはいけない。火傷する。
  • 京急電車の中ではカップルが生まれやすいが、吊り橋効果が原因だと判明した。
  • 近くハリウッドで映画化される。
  • 京急電車の中では時間がゆっくりと流れる。
  • 青い京急はこちらに向かってくる京急、赤い京急はこちらから遠ざかる京急

って、書いた後で「全盛期の京急伝説」ってのを見つけた。最初は「京急の伝説」で検索したので見つからなかったらしい。イチローの伝説を元に修正したもののようです。でも「京急にとっての特急は快速の出来損ない」って違うのでは。京急では特急が「普通列車」で、急行、普通は「普通より多く止まる列車」ですから。「12両編成が36両編成に見える」はむしろ「12両編成が4両編成に見える」じゃなかろうか。

*1:三重待避はかってあったはず。しかも定期運用。