USエアウェイズ機、ハドソン川に不時着

朝、ニュースを見たらNYで飛行機が墜落という字幕が出ていたのでびっくりしました。幸い、死傷者は出なかったようですのでよかったです。機体は沈んでしまったので、乗客等の荷物も沈んでしまったのでしょうか。

報道によると鳥の群れに入ってしまったために両翼のエンジンがどちらも止まってしまったためらしいです。管制官からは近くの飛行場への着陸を要請されたようですが、機長がとっさの機転で川へと不時着(着水)させたそうです。死傷者が出なかったことで、「ハドソン川の奇跡」と呼ばれているようです。

ちなみに、今回の事故の原因となった鳥の衝突(バードストライク)ですが、2007年の統計では日本全国で1320件が報告されていて、うち最多なのが羽田で172件、次いで伊丹が61件、中部が25件との事でした*1。中部は鳥の繁殖でよく上空待機とか空港閉鎖とかがあるという噂を聞いていたのでもっと多いかと思いましたが、意外と少ないですね*2。日本ではバードストライクによるエンジン停止という報道は余り聞きませんね。まあ、今回のように全部止まってしまったりしなければ、とりあえずは飛行できますけど。

鳥による交通機関への影響と言えば、だいぶ前に春先に烏が線路上に何かを置くせいで首都圏のJRが連日遅れまくったことがあったように思いますが、あれはどうして問題なくなったんでしょう。

ちなみに、Flickrで「US 1549」とかで検索*3すると、今回の事故に関連する写真が色々見られます。ニュースサイトの写真はアップばっかり見かけますが、広角で撮ったものもあるので、本当にビル群と住宅街の間なんだと言うことが実感できます。

*1:東京新聞の記事より。

*2:閉鎖してしまうからバードストライク自体はあまり発生しないのかもしれませんけど。

*3:「US Airways Flight 1549」の方が良いかもしれません。