キルギスでB737が墜落

航空機事故は連続して起こるとはよく言われます*1が、キルギスの首都ビシケクのマナス国際空港から離陸してテヘランへ向かう予定だったイテク・エア(Itek Air)のB737-200型機が離陸後に墜落したとのことです。条約乗員90人のうち71人が亡くなったとのことです*2。今回の機体は1980年*3に初飛行した機体でした。

一方、先日のスパンエアの事故については、当初言われていたエンジン火災は空港の監視カメラなどでは確認されず、同型機の過去の類似事故より、離陸時のフラップとスラット*4の設定が正しくなかった可能性が出てきました。事故機のフライトレコーダーは回収されているはずなので、もし原因がこれであるならばフライトレコーダーにもそのように記録されているでしょうから、原因がはっきりするかもしれません*5

*1:まあ、地震と同じで大小規模を問わなければ何かしらの事故は起きているので、単にたまたま大きな事故が起きたところに続いて起きると、より深く印象づけられるだけでしょう。

*2:この数値は暫定的な情報です。搭乗者数は報道により食い違い、一部に120名以上という話もあります。

*3:報道によっては1979年というものもあります。

*4:離着陸時に揚力を得るための装置で、フラップは主翼の後ろに垂れ下がっているもので、スラットは主翼の前に引き出されるもの。

*5:パイロットが正しく操作したにもかかわらず、正常に動作しなかった可能性もあるかとは思いますけど。