五稜郭紀行

青森

ホテルの食堂は6時半からとのこと。目が覚めたあと、片付けなどしてから食堂に行ったのが7時15分頃。みな朝が早いのか、遅いのか、単に客が少ないのか、食堂はがら空きでした。昨晩、夕食を取る店を探していた時も、どの店も客が全くいなかったりして入りづらかったです。

食後、チェックアウト*1して八甲田丸が展示されている辺りを散歩してきました。3両編成のディーゼルカーが屋外で休憩室代わりになっていますが、あちこち傷んでいて無残な状態。形式とか消されているのでよく分かりませんが、急行型かな*2

でもって、八甲田丸。かって青函連絡船として活躍した船ですが、今はもう台座で固定されている様で動くことが出来ません。でかいですね。背後に大きな橋が見えます。その辺を歩いて駅に行き、土産物屋を物色してから函館行きの電車に乗車しました。

青森-函館

青森発函館行き白鳥45号に乗って、青函トンネルを通って函館に行きます。念のため指定席を取りましたが車内はがら空き。海側の席を取りましたが、どちらがよかったかは微妙かもしれません。ただ、上陸して函館が近づいた辺りは海側がよかったかもしれません。


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函館・五稜郭

函館到着後、荷物をコインロッカーに預けて*3市内観光へ。今日はメーデーなので、その手の方々がデモ行進されています。正直、内輪の団結感とか自己満足以上の効果があるのかはよく分かりませんけど。で、市電に乗って五稜郭公園前まで行くのですが、市電がなかなか来ません。電停には人が溢れんばかり。10分遅れでようやく来たと思ったら3台団子でした。そこそこ市電に乗ってます*4が、ここまでルーズなのは初めてです。1両だけで乗り降りに時間がかかったりするせいかもしれません。乗った車両は昭和30年製の元都電でした。

五稜郭公園前駅から歩いて五稜郭へ。遅くなったせいもあってちょうど昼時なので、先に五稜郭タワー前にあるラーメンや、麺厨房あじさいで昼食の塩ラーメンを食べました。ちなみに、新千歳空港内のラーメンエリアにも出店しています。よく澄んだスープはさっぱりしてます。自分の時はちょっと待っただけでしたが、食べ終わって店を出る時には結構列が出来ていました。

腹ごなしもしたので、五稜郭タワーの展望室に上がって五稜郭を見下ろします。360度見渡せる展望台からは、五稜郭はもちろん、函館市内が見渡せます。函館空港も見えます。駐機しているB777?も見えます。ついでに、夕張メロン味のソフトクリームをいただきました*5

続いて、下に降りて五稜郭一周徒歩の旅に出ます。弘前はほとんど花が終わってしまっていましたが、こちらは葉っぱが多少出ていますが、花もまだまだありますし、青空の格好の花見日和です。風が強いので、桜吹雪が舞っています。ただ、裏手の橋の辺りが函館奉行所長社復元工事のために封鎖されていて、あちこち彷徨ってしまいました。それと、亀を見つけて写真を撮っていたら時間が思った以上に経ってしまい、慌てて函館駅に戻ることになりました。

戻りも市電を利用しましたが、今度は復元チンチン電車ハイカラ號が来ました。通常函館市電はワンマンですが、こちらはツーマンです。車内に押しボタンがないので、車掌に行き先を申告します。通常は整理券ですが、ハイカラ號は切符に鋏を入れます*6。レトロっぽい車両を新造したのかと思いましたが、マスコンに昭和23年製とか書いてあったので、車両はともかく車体は昔ものを利用しているのかもしれません。


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函館-新千歳空港

なんとか、間に合ってスーパー北斗13号に乗ることができました。座席は海側。さすがに白鳥よりは混んでいて、乗車率50%以上*7。前の席の女性がフルリクライニングしてます。私には出来ません。と言うか、さすがにそんな人はほとんど居ません。改札に来た車掌に寒いとか訴えていたようですが、車掌に拒否されてました。とは言え、その後、車内が暑くなったり涼しくなったり温度変化が激しかった様な。

海側ですが、この選択は白鳥異常に微妙だったかと思います。噴火(内浦)湾で対岸が見えたりとかすればまた違うかもしれませんが、海ってのはただあっても茫洋としてつかみ所がなく、島田とか岩場だとか対岸の陸地とかがあって初めて映えるのだと思いました。

スーパー北斗とは南千歳で分かれ、快速エアポート新千歳空港まで行きました。とりあえず、食事です。新千歳空港のレストランエリアをぐるっと回って、去年も行った店に結局入りました。その後、折り返し登場するANA 76便になるANA 73便の到着を眺めてから保安検査場を通過しました。土産物屋を冷やかしているうちに搭乗開始です。


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新千歳空港-羽田空港

ANA 76便はB747-481DでJA8957、ポケモンジェットです。今回はポケモン映画の上映はなかったです。今日の新千歳空港は手前の19Rからの離陸、奥の19Lへの着陸です。機内は空いています。そのせいか、定刻4分前にドアクローズ*8。プッシュバック、タキシングして9分後には19Rから離陸しました。そのまままっすぐ、苫小牧上空を通過。コクピットアナウンスによれば、上空の気流が悪いために低めの高度で飛んでいるとのこと。とは言え、小刻みに結構揺れていました。

順調に飛行して千葉県上空まで来ました。大きく右旋回を初めて羽田への侵入コースに入ります。前方には前をゆく機体の飛行灯が見えます。ぐるっと180度旋回し、東京湾沿岸部を北上します。千葉マリーンスタジアムや浦安の鼠男の国を右下に見下ろしながら東京湾をぐるっと回ってB滑走路に着陸。

着陸後は空港南側を回って60番搭乗口へ。つまり、羽田空港ほぼ1週コース。降り口として通常の左側のドア2つの他に右側再前方のドアも使えるとのことなので、右舷窓側席の自分はそちらから降りて59番搭乗口の方に降りました。一度、使っているのを見たことはありますが、初めて自分で使いました。


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羽田空港-帰宅

YCAT行きバスの乗車券は往復で買ってあるのでバスに乗って横浜へ。そのまま横須賀線で帰宅。

*1:と言っても事前決済なのでキーを返すだけ

*2:ちょっとぐぐったところ、北海道用の急行型気動車キハ56型らしい。

*3:こちらのロッカーは400円

*4:乗ったのは松山と広島だけで、見ただけなのは鹿児島、熊本かな。

*5:その後、外で食べている人たちを見かけましたが、風が強く、砂埃が舞っていたので、屋内で食べた方がよさそう。

*6:ただし、この切符部分は回収されてしまいますので、必要ならば車掌さんを拝み倒すか、写真に撮っておきましょう。ちなみに、切符はさすがに硬券ではないです。

*7:ただし、乗った指定席車両で見ただけの数字です

*8:声が小さかったのでよく聞こえませんでしたが、今回は「ムーブ・セレクターレバー・トゥ・オートマティック」だったようです。