緊急地震速報
今日の未明、沖縄県の宮古島地方で大きめの地震があり、一般提供されて初めて緊急地震速報が流れたものの、流れた時にはもう揺れていたとのこと。こういうことがあるとすぐに「役立たず」扱いされるのですが、そもそも直下型等浅い深度の地震ではこういうことが起こりえることは当初から分かっていたことです。地震予知システムではなく、あくまで発生した地震の先に到達した波を元に、後から来る本番の揺れを警告するシステムなので、直近で起きた地震について間に合わないのはしょうがないです。特に、沖縄などは海中地震計も少なそうなので、最初の波を検知すること自体、地震発生から遅れていそうです*1。
緊急地震速報については、ウェザーニュースのサービスに加入しているので、過去に速報を受けたことがあります*2。
2回ほど速報を受信しましたが、1回目はPCを立ち上げたまま離れたところにいたので意味なし。2回目はその場にいましたので地震に備えて控えていたものの、ほとんど揺れを感じませんでした*3。突然、サイレンのような音が鳴ってびっくりしましたが、まあ、身構えるくらいはできました。
20年くらい前に今の家に住み始めてから大きな地震は1回しか無く、しかもその時は家にいなかったので、自分にとっての大きな地震は伊豆半島沖地震まで遡ってしまいます。
ところで、皆さんの「大きな(強い)地震」の基準*4は震度いくつでしょう。自分の場合、震度5以上です*5。という話を同僚にしたら、それは大きすぎるだろ、と突っ込まれました。まあ、気象庁の震度基準で震度4は「殆どの人が恐怖感をおぼえ、身の安全を図ろうとし始める。」とあるので、4以上というのが強い地震かもしれません。なお、緊急地震速報は「震度5弱以上と推定される地震の発生時に、震度4以上の地域に発信」されます。震度4でも、最大震度が4なら発信されないようです。結局、震度5弱以上ならば確実に大きな(強い)地震ですが、震度4では人によって感じ方が違う、ということになるのでしょうか? 実際、宮古島の最大震度は4ですが、30年ぶりの大地震だと感じたそうです。
関東だと、2005年7月23日に足立区で最大震度5強、その他、神奈川、東京、埼玉で震度5弱を観測した地震がありました。その時は自宅にいたので、震度4でした。それが13年ぶりの震度5だったと当時報道されています*6。最近の関東の大きめの地震は千葉、茨城の境か銚子沖付近で発生したものが多いですね。これだと、神奈川辺りはそれほど揺れません。神奈川で大きな揺れを感じるのは、東京湾、相模湾、伊豆付近の地震でしょうか*7。