機動戦士ガンダム00・最終回

最終回と言っても、半年後に第2期が始まる予定。最終回でも第2期への引きで終わっていた。

まあ、何というか、結局力と力のぶつかり合いだけか、と。ガンダムが出てきて暴れ回ったら地球上の国家がまとまりました、って本気ですか? 紛争根絶のためにすることが、結局、ひたすら力の行使とは。まあ、SEED DESTINYでも、相手の一般兵を殺さなかっただけで、力の行使で平和を得るという構図は変わらないわけですけど。

なんか、見ていると、出てくる登場人物達が哀れになってきて。なんか人形にテクスチャを貼り付けて踊らせてているだけみたいで。たとえば、道化のコーナーさんなんかひどいもので、なにやら代々抱えてきた野望を持っていた様だが、その辺の事情とか描かれないので、ただの間抜けな子悪党にしか見えない。ガンダムのライバルである各勢力のエース達にしても、コーラサワーはただの馬鹿、グラハム・エイカーは結局頭のおかしい変質者。どちらも、不当に軽く扱われて、物語的に失敗しているとしか思えない。なぜか、人革連の中佐と少尉だけ、他の2人に比べると破格の好待遇。主人公サイドでは、刹那が貧乏王女の何に価値を見つけたのか。あの王女様の言ってることくらいなら、世界中に100万単位で言ってる人が居るでしょ。なんら、説得力がない。

一番、歪んでいるのはスタッフじゃないのか?*1

*1:今日、夕食時に隣の席で大声で話していたオタクがSCHOOL DAYSは作者が病んでいるんじゃないか、とか大声でイタイ話をしていたけど、この番組のスタッフの方がやばいかもしれない。